早いもので、新宿・柿傳の茶室にて、神崎えんさんに舞って頂く鑑賞会も九回目を迎える事となりました。これも偏に皆様のお陰と思っており、心より厚くお礼申し上げます。
さて今回は、私の発案で露払を珠紫さんに恒の着物で「由縁の月」、家元には絡げの本衣装で「江戸土産」と、装いも二通りで其々の演目を皆様にご覧いただきます。「江戸土産」は三世中村歌右衛門の変化舞踊が江戸で大当たりしこれを大阪に凱旋公演してお江戸土産とした七変化舞踊を地唄に写したものです。「由縁の月」は艶物としてこれも、有名な狂言の中でよそ事浄瑠璃として使われているものです。どちらの演目もこの時節に合うものをと、えんさんが選ばれました。衣擦れの音が聞こえる至近の空間で舞の世界観を味わって頂ければと存じます。
二つの舞と合わせ、渡辺 保 先生(日本藝術院 会員)による解説もございます。
下記の通り、ご案内申し上げますので、ご知友お誘い合わせの上、弥生のひと時をごゆるりとお過ごし下さいませ。
新宿 京懐石 柿傳 安田眞一(神崎流地唄舞研究会 理事)

・ 日 時 令和4年3月27日(日)14時の会 /16時の会
  ※ 受付の柿傳6階「古今サロン」に開会15分前までにご参集ください。


・ 会 場  新宿 京懐石 柿 傳(かきでん) 
  東京都新宿区新宿3-37-11 安与ビル TEL 03-3352-5121
  JR新宿駅中央東口改札・新宿東口駅ビル「ルミネエスト」すぐ隣


・ 会 費 柿傳でのお食事の有無で会費が異なりますので、ご希望をお聞かせください。
  15,000円(税込) お食事付き(点心・煮物椀付):柿傳8階椅子席
  10,000円(税込) お食事無し
  ※ 会費は当日、受付にて申し受けます。


・ 次 第
 ■ 渡辺 保 氏(日本藝術院 会員・演劇評論家)による解説
 ■ 地唄「由縁の月」 舞・神崎珠紫
 ■ 地唄「江戸土産」 舞・神崎えん
 ■ 後談義 神崎えん×渡辺 保氏
  9階茶室「残月」にて

お電話【03-3352-5121】にて、柿傳までご連絡を頂ければ幸いです。皆様のお申し込みをお待ちしております。