立春大吉。皆様には良き春をお迎えになられました事と御慶申し上げます。

お蔭様で昨年は第四十回「 えんの会」を無事開かせていただきまして心より感謝申し上げます。本年より、暫く国立劇場も改装に入りますので、「 えんの会」は今までの形態とは少し違え色々な形で公演を続ける予定でございます。どうぞよろしくお願い申しあげます。

遅くなりましたが今年前半の予定をお知らせ致します。

年明けすぐの一月二十八日(土)十四時開始・十六時終了予定、自宅稽古場で門下の舞初めを開きます。手狭ではございますが、一同お待ち申し上げておりますので、おついでがございましたらぜひお立ち寄り下さいませ。

二月にはコロナで休んでおりました地唄舞教室を二月二十三日(休)、二十六日(日)に予定いたしております。十三時から十五時位の予定。

三月十八日(土)は新宿柿傳様で「えんの舞in柿傳」を、十四時・十六時の二回公演で催していただきます。今回は「黒髪」神崎珠紫 、「珠取」神崎えん を上演致します。

五月には地唄舞研究会の講演会、

八月二十六日(土)神崎流「ゆかたざらえ」を予定いたしております。

暫く活動が出来ておりませんでしたので、今年は時間を置かずに皆様と接することができましたら幸甚です。詳細は後援会よりのご案内に記させて頂いております。

一昨年より二年間も活動ができなかったことは、残念な日々ではございましたが、全く以前と同じでは無くても、また皆様に直接ご覧頂ける様になりつつある事は有難く大切に思います。少しでもご興味を持っていらしてくださる方が増えますよう出来る限り、精進を続けて参ります。

皆様引き続きどうぞご後援くださいますよう、新規後援会員のご勧誘共々よろしくお願い申し上げます。

二月吉日

四世家元 神崎えん